電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

続・言葉の力を活かす能力

私が歌詞を書いたものが曲になって発売され、売れているそうです。サビのメロと全体のコード進行も「何か参考になれば」というつもりで書いたのですが、ほぼママで採用されています。

経緯はこちら。

wakabkx.hatenadiary.jp「ある程度の年齢と経験を重ねたメンバーのソロ曲で、元気や若さの中にも大人の雰囲気を出したい」とのことだったのですが、私が書いたものはアイドルグループの曲として採用されました。

ソロ曲は、私のアイディアに刺激された後輩が書き上げたそうです。業界から寄せられる彼への期待は相当なものですから、スランプから抜け出すきっかけになったようで何よりです。

「クレジットにずずずさんの名前を載せたい」と言われたのですが、丁重にお断りしました。少しでも彼のヒントになれば、というつもりでさっと書いただけであって、ややこしい権利関係に巻き込まれたくありません。

また、できあがった曲の構成やアレンジは私がぼんやりと考えていたものとまったく別物で、完全に彼の曲です。「才能ってこういうものなんだなあ」とあらためて彼の才能に感心しました。

この曲を購入したリスナーのうち、歌詞に気を配ってくれる人がどれだけいるのか定かではありませんが、少なくともアイドルグループのメンバーは気に入ってくれたそうです。

メンバーが口を揃えて「とても切なくなりました」と言っているそうなのですが、それも当然、ふみちゃんのことを思い出しながら書いたのですから。

この曲の背景にこのようなことがあるとは誰にも分からないはずです。後輩にだって分かりません。この曲に限っては言葉の力を活かせたようです。ただ、ふみちゃんに気持ちを伝える言葉はいまだに見つかりません。

言葉って難しいな。