電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

新年最初の男子ごはん

新年最初の男子ごはんは昨日いただいたすね肉を使ったビーフシチューです。スプーンに力を軽く入れただけでお肉がホロホロと崩れる状態を目指します。

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すね肉を適当な大きさに切り、塩コショウで下味をつけてから表面をバターで焼きます。調子に乗って少しだけ残っていたブランデーでフランベして前髪が少し焦げたのは秘密です。

ソースから作るのはさすがに面倒なので、ハインツのデミグラスソースを使います。ただ、そのままでは芸がありませんし、味にイマイチ深みが出ないので、少し足します。

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ソフリットを作ります。ソフリットとは、玉ねぎや人参、セロリといった甘味野菜をみじん切りにし、オリーブオイルでじっくりと炒めたもののことです。

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ペースト状になるまでじっくりと炒めることで、野菜の甘みと旨みが凝縮されます。いわば野菜のだしの塊です。ミートソースを作るときにも必ず作ります。

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肉と水を入れ、丁寧に灰汁を取りながら弱火でコトコトと煮込みます。何だかカレーのようになっていますが、水だけです。この時点で早くも良い匂いがしています。

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2時間ほど煮込んでからデミグラスソースとトマトケチャップを入れます。ここからときどきかき混ぜながら30分ほど煮込んで火を止めます。そして一晩、寝かせます。そう、食べるのは明日です。

煮込み料理は時間さえかければ誰でも美味しく出来上がります。また熱いものは冷めていく過程で味が染み込んでいきます。休日だからこそ作れます。

明日食べる前にもうひと手間、隠し味を加えます。母親に教えてもらって昔から当たり前のようにやっていたのですが、先日テレビでまったく同じことを紹介していてびっくりしました。

先ほど即席家庭教師に行き、オーナーさんにビーフシチューを作ったと話したところ、明日食べにくることになりました。もう80歳近いおばあちゃんなのにハイカラです。

出来上がり画像は明日のお楽しみ。