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電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

もしかしてだけど

仕事 電恋

「ずずずさんはやはり今日も出社されるんですね」― 出社してパソコンを立ち上げたところで、昨日、私になぜ結婚しないのかと聞いてきた契約社員さんに声をかけられました。

何か恨まれるようなことしたっけ…?一緒に飲んだことはないし、ランチしたことすらないし、席は近いものの他部署なのでそもそも1回も会話しない日だって珍しくないし。

「アシスタントさんは出社するから指示を出すために私もいないと」と笑っていなし、メールチェックしながらあれこれと考えを巡らしているとき、あるフレーズが頭に浮かびました。

もしかしてだけど~♪もしかしてだけど~♪

もしかして、この契約社員さんは私と結婚したがっている?「近くにイイオンナがいますよ」とアピールしている?私からのプロポーズを待っている?

祖父の遺産相続の話し合いのため、年始の親族の集まりに数年ぶりに顔を出さなければならなくなったストレスで頭がおかしくなってきたのかもしれません。「まだ結婚していないのか」と槍玉に挙げられることは目に見えています。

親父の子世代、つまり私の従姉妹は7人います(姉と私を除く)。そして結婚していないのは姉と私だけ。さらに男は私だけ。従姉妹は少子化の日本を憂えたのか、7人のうち5人が子どもを3人も産みました。

最年長の従姉妹にいたっては子どもが4人です。高校を卒業してから祖父のコネで農協に就職し、そこで知り合った近所の農家の跡取りと20歳で結婚、1人目で男を産むという農家の嫁の鏡のような人です。

幸せな人生だと思います。朝から晩まで取材で駆け回って家にはシャワーを浴びて着替えるために1時間だけ戻ってまたすぐに現場に向かう、などという生活は人間的ではありません。

しかし、私が選んだ生き方ですし、誰にも迷惑をかけずに自分で責任を取っていますし、何よりも生き甲斐を感じています。結婚していない、子どもがいないぐらいで白い目で見られる筋合いはありません。

…いや、でも恵まれないブサイクに愛の手を差し出してくれる天使はまだまだ絶賛募集中です。本音はふみちゃんが。いま「あいのて」の変換候補の1番手に「合いの手」と出ました。合いの手はいまはそれほど。

オフィスのエントランスに先日まであったクリスマスツリーが撤去されたと思ったら、今度は立派な門松が置かれていました。郷に入って郷に従っているわけです。さすが外資系、柔軟です。