電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

「ずずずさん、バンドやってるってホントですか!星野源の『恋』をやってください!聴いてみたいです!」― 営業の女の子に言われました。

この曲、本当に人気です。毎朝の通勤時や仕事中によくFMを聴いているのですが、この曲を耳にしない日はないと言っても過言ではありません。

演奏で難しいことをやっているわけではないのですぐにできるでしょうし、確かにライブであのイントロを弾いた瞬間に大盛り上がりでしょう。ただ、こんな曲をやっているバンドがあの曲ですか。

soundcloud.com先日のライブ音源です。PCだとすぐに聴けますが、スマホで見ると「Play on Sound Cloud」(大)と「Listen in browser」(小)が出るので「Listen in browser」(小)のほうをクリックしてくださいませ。

それにボーカル入りのコピーバンドはかなり厳しい目で見られます。ボーカルの印象は強烈ですから、誰もが原曲のイメージがあり、それを少しでも外れると聴くに堪えないものになります。

あの曲は星野源のあの声だから良いのであって、プロのシンガーがガラッとアレンジを変えて歌うのであればまだしも、アマのバンドがそのままあの曲をコピーすると悲惨なことになるはずです。

少なくとも私はあの曲をカバーする勇気はありません。ふみちゃんにお願いされれば、バンドメンバーに土下座し、徹底的にアレンジして演奏しますが。

ふみちゃんはあのドラマを見ているのでしょうか。同僚の方と一緒になって「昨日見た?」「見た見た!星野源ヤバい!」と言っていそうな気がするのですが、電車で一緒になることはもう2度となく。