電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

プロとアマの違い

プロのミュージシャンとアマチュアのミュージシャンの違い ― それは、ミスをしたときに上手くごまかせるかどうか、観客にミスを悟られるかどうかです。

演奏中に止まってしまった、5秒以上も違う音を弾いていた、というようなことであれば誰でも分かりますが、ほんの一瞬、間違えたぐらいでは観客も分かりません。

昨日のライブで、結構な箇所を間違えたのですが、観にきてくれた職場の女の子に「えっ?間違えてたんですか?」と言われました。

弾いている本人は「うわっ!やっちまった!」と思っているのですが、観客には伝わっていないことがほとんどです。プロのミュージシャンも実はよく間違えているのです。

アマチュアのミュージシャンは間違えたときにすぐ顔に出ます。「あーっ!」みたいな分かりやすいものもあれば、苦笑いだったり。私のバンドのギタリストはすぐ苦笑いします。

一方、私は顔に出ません。間違えても表情はまったく変わりませんし、間違えた瞬間にほかのパートを見て「あれ、あなたいま間違えましたよね?」といった具合に他のメンバーに責任転嫁するぐらいです。

経験の差です。学生時代からこなしてきたライブの本数は無駄に多いので、こういったところが上手くなってしまいました。もちろん、演奏でミスをしないのがベストであることは言うまでもありません。

しかし、やはりバンドは楽しいです。約2か月間の広告案件をやっつけたという解放感も加わり、「縁の下の力持ち的なベースが一番、目立ってね?」と言われてしまいました。

1回でよいから、ふみちゃんにライブを観てもらいたいと思っているのですが、それは叶わぬ夢ということで。