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電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

今を生きる

私は遅刻が許せません。自分はもちろん他人であっても、仕事はもちろんプライベートであっても、です。とはいえ、予測不可能な突発的なことはあるわけで、事前に連絡さえもらえれば構いません。

そんな私にとって唯一、許せる遅刻、むしろわざと少しだけ遅刻してほしいとすら思うことがあります。

校了日の印刷会社の営業さん。

約束の時間の2~3分前に到着するのは社会人の常識ですが、校了日の印刷会社の営業さんに限っては2~3分遅れてくるのがマナーだとすら思ってしまいます。同じように思っている編集者は私だけではないはずです。

校了日には入稿データや出力見本などを引き取りに来るのですが、それらの用意が終わるのは大抵、ギリギリになるのです。今日なんてCDロムに入稿データを書き込んだと同時に内線が鳴りましたし。

「もう少し余裕を持って進めろ」と言われそうですし、私もそう思っているのですが、なぜか当日になると「なぜ今日に限って」ということが起こります。

例えば、PCのCDトレイがなかなか開けなかったり、再起動したら更新プログラムが始まってしまったり、社内のネットワークが一時的に乱れたり、といったことです。

これらはたかだか数分です。特に急いでいないときであれば気にもしませんが、もうすぐ印刷会社が来るというときになると、データを書き込んでいる「残り30秒」の表示すら気になります。

手に汗握る展開でしたが、約2か月間の激務案件を今日、完了させました。12時にデータを渡したら帰ろうと思っていたのですが、細かい雑務に手間取り、18時になってしまいました。

しかし、18時でも奇跡の定時帰りです。帰りの電車で、スマホでメールチェックすることなく、横浜駅前のそごうの地下で少し高めのお総菜を買って帰ってきました。

外で飲もうと思ったのですが、忘年会シーズンでどこも混んでいそうですし、明日も何だかんだで忙しいので、真っ直ぐ帰ってきたのです。

そう、明日はライブです。そして、その後には先月刊行した書籍の出版記念パーティーで約200人を前に担当編集としてスピーチです。片方は仕事のようなものですが、刊行後に著者陣に会えるのは嬉しいことでもあります。

ふみちゃんにやらかした9月から書籍を3タイトル刊行し、並行して広告案件を片付けました。短くないサラリーマン生活の中でも記憶に残る激務シーズンでした。われながらよく乗り切ったと思います。

誰かが何かご褒美をくれるなどということはありませんが、私の人生はこれでよいのです。将来のことなど考えても仕方ありません。とにかく今を生きるのみです。