電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

カルボナーラ

お野菜が高いのです。白菜4分の1カットで198円は少しためらいます。こういうときは安心と信頼のもやし&きのこです。塩コショウでさっと炒め、ゆずぽんをかけていただきます。今日は生活感を出しています。主夫のずずずです。

実は先週、外資系専門のヘッドハンターから連絡があり、先ほど横浜駅で会ってきました。転職エージェントとは違います。「これは」と思った人材をいまの会社から引っこ抜いて他社に売りつけるのです。首狩り族。

以前、奮発して購入したフルオーダーのスーツを着ていきました。顔はどうしようもありませんが、服装だけなら努力次第で何とかなります。ベストまで着て、細身の黒いネクタイを締めればそれなりに見られます。馬子にも衣装。

今日はお互いに意見交換程度にとどめました。しかし、会話の端々からお互いの腹を探り合っていることが分かります。見る人が見れば、顔は笑っていても目が笑っていないことに気付いたと思います。狐と狸の化かし合い。

帰り道で無性にカルボナーラを食べたくなりました。外で食べるより自分で作ったほうが美味しいので、スーパーで生クリームとベーコンを買いました。見るからに高級なフルオーダーのスーツとスーパーの買い物袋。外資系主夫のずずずです。

帰宅してTシャツと短パンに着替え、調理開始です。まず、ベーコンを炒めます。外で食べるカルボナーラには少ししかベーコンが入っていないことにいつもストレスを感じています。ベーコンに愛を捧げているベーコン大好きずずずです。

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焼き色がつき、油がじわじわと出てきたところで生クリームを投入します。濃厚なほうが好きなので多めです。ちなみに、私は大さじや小さじを使ったことがありません。「醤油1秒」などのセルフ単位で料理します。適当万歳。

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生クリームが温まってきたらフライパンをコンロから下ろし、手で触っても熱くなくなるまで冷ましてから溶き卵を入れます。ここが重要です。卵が固まらず、クリーミーなソースになります。クリーミー…人を幸せにする魔法の言葉。

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塩胡椒で味付けし、茹でたて熱々のパスタを投入してソースと絡めます。パスタの熱で卵にじわじわと火が通ります。ちなみに、パスタはごく普通のマ・マーです。私が作れば何を使っても美味しいのです。弘法筆を選ばず…言い過ぎました、すみません。

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仕上げに黒胡椒と粉チーズを振って完成です。クリーミーなソースがパスタにしっかり絡みついています。また、自分で作ればベーコンたっぷり。外でパスタを食べるときには絶対に音を立てませんが、自宅に1人なのでズルズルとすすります。下品万歳。

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うっま!

美味しいものはお腹いっぱい食べたい主義です。自分で料理をするようになったきっかけはこれです。オシャレなレストランやカフェで出される、3~4口で食べ終わってしまうようなカルボナーラは納得できません。食いしん坊万歳。

「卵は黄身だけ」という意見も耳にしますが、白身が入っても味はまったく変わりませんし、残しておいても使い道がなかなかない白身を捨てるのはもったいないではないですか。気を抜くとすぐにヤツが現れます。キングボンビー

フライパンを冷ましてから溶き卵を投入するポイントさえ間違えなければ、ふだん料理をしない男子でも激ウマのカルボナーラが作れます。彼女に作ってあげれば「カロリーが」とブツブツ言いながらも2人前ぐらいペロリと食べてしまうでしょう。あ、あれ、目から水が。

カルボナーラ以外にも和洋中問わず、何でもお作りいたします。恵まれないブサイクに愛の手を差し伸べてくれる食いしん坊な天使からのご連絡をお待ち申し上げております。愛だろ、愛っ。