電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

お兄さん

ふみちゃんとの一件以来、急激に落ちた食欲と体重が戻りつつあります。ただ、食べないということに慣れてしまい、食べることを面倒に感じてしまうことが多くなりました。特に昼ごはんで「お腹は空いているけど…面倒だからいいや」となります。

そういうときはいつもオフィス近くの喫煙所でタバコを吸いながら缶コーヒーを飲むだけです。食べようと思えば食べられるのですが、別に缶コーヒーだけで十分なのです。その喫煙所からはふみちゃんが働いているであろうオフィスビルが見えます。

先週あたりから朝の電車の時間が確定しつつあります。8時40分に家を出て、8時48分に最寄り駅で乗り、8時56分に横浜駅で特急に乗り換えるパターンです。この時間だとオフィスに9時45分に着きます。

8時56分はこれまで品川駅でふみちゃんと一緒になる時間で、私がこのときに横浜駅であれば、ふみちゃんに会うことはまずないでしょう。乗り換えに便利な車両も分かったので、あとは途中駅で降りる人を把握するのみ。

いつもの電車から私がいなくなったことでふみちゃんは何か感じてくれていないか、と思うことがあるのですが、ブサイクがいなくなったことでせいせいしているか、そもそも何も感じていないか、どちらかでしょう。

以前にも書きましたが、私はなぜか人に道をよく聞かれます。オフィスのすぐ近くに東京を代表する観光名所の1つがあり、たくさんの人が日々、オフィス近くを行き交っているのですが、道を聞かれたり写真撮影を頼まれたりするのはなぜか私だけ。

ブサイクだから特に緊張しなくて済むということなのかと思いつつ、先ほども道を聞いてきた女子高生の一団に教えてあげました。「お兄さん、ありがとう!」― 最近の女子高生は教育が行き届いています。

女子高生からの「お兄さん」のひと言だけで午後の仕事も乗り切れそうです。単純。