在宅勤務
「各位 きょう25日(火)は在宅勤務にします。急ぎの要件は下記の携帯電話まで」― 咳が止まらず、歩く病原体と化してしまったので、今日は在宅勤務に切り替えました。ビバ、編集者!ビバ、裁量労働制!
自分が風邪を引くのはよい、しかしそれを他人に移すのはよろしくありません。電車の中でゲホゲホやっている人を見ると「無理してでも外出しなければならない理由があるのだろうけど…」と思います。
「在宅勤務などにせず、そもそも寝てろよ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、起きたときに未読メールが100通以上たまっているほうが辛いのです。何でみんなそんなに私にメールを送ってくるのか…って書いているそばからメールが。
いつでも自由に、というわけにはいきませんが、仕事の進め方についてはかなりの裁量を与えられています。「いつどこで仕事しようと、いつ休もうと、結果さえ出せばそれでよい」です。
例えば、結婚して子どもができて、夫婦共働きなのに子どもが急に発熱、というとき、仕事を休むのは大抵、母親ではないかと思います。男女平等という言葉は綺麗事、女性の社会進出にはいまだ大きな壁が立ちはだかっていると思います。
男性であれ女性であれ、正社員であれ契約社員であれパートであれ、当日に仕事を休むというのは大変なことです。本来、その人がやるはずだった仕事をほかの人がやることになるのですから、周囲に少なからず負担がかかります。
実は今日、先日も少し書いた派遣スタッフの女性がご両親の介護の都合で休んでいます。お願いしたいことがいくつかあったので、慌ててほかのスタッフに仕事を割り振りました。
休んだ人の仕事を代わりに受ける人、代わりに受ける人に指示を出す人、休んだ人が必要だから採用したのであって、男女問わず、雇用形態問わず、当日に休むのは大変なのです。夫婦の子どもなのになぜ母親が押し付けられるのか。
私であればこういうとき「今日は在宅勤務にして、あとで病院に連れて行ってくるから心配せずに会社行って」と言えます。ノートPCを持っていけば、病院のロビーでも仕事ができますし。
…ほらほら、どうですか。結婚相手としては優良物件でしょ。いまなら横浜市内の山も付いてきますよ。仕事もするし、家事もするし、酒はほどほどに飲むけどギャンブルしないし、浮気できるほどモテないし。
そもそも、イケメンは3日で飽きるけどブサイクは3日で慣れるって言うじゃないですか。すぐに気にならなく…なりませんね、すみません、嘘をつきました。イケメンは3日で飽きませんし、ブサイクは3日で慣れません。
在宅勤務でもメールがひっきりなしに飛んでくるのはいつもと同じですが、外線や内線、急なミーティングなど、集中力を削ぐ横槍が入ってこないのは助かります。ふみちゃんに会えていたときは這ってでも出社したのですが。