電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

徹夜明けで索引

徹夜明けで索引チェック ― かなりハイレベルな嫌がらせです(ただし編集者に限る)。今日、わざわざ出社しなければならなくなった別案件での面倒な事態というのは、索引で大幅な修正が入ってしまったことです。あす19日(水)に入稿なのに。

書籍の表の顔といえばカバーですが、専門書にとって本当の意味での顔は索引です。専門書は目次や本文などではなく、真っ先に索引がチェックされます。語句の充実度はもちろん、見やすさ、引きやすさが重視されるのです。

私も他社の専門書を手に取ったらまず索引を見ます。索引が充実している専門書は大抵、中身も充実しています。索引の出来と中身の出来は比例するものです。だから、著者が索引を気にするのはよく分かるのです。

ただ、明日には入稿するという段階で、さらに私が徹夜明けという状態で索引の修正はかなり辛いのです。修正が入った語句の確認はもちろん、ページ数が間違っていないか、本文の語句と異なっていないか、ということを細かく確認するのはかなりしんどかったです。

昼過ぎに出社して、アシスタントに指示を出したら帰ろうと思っていたのですが、思った以上に時間がかかり、アシスタントに残業させるわけにはいかないので、結局、私が最終チェックすることになり。

最後のほうでは「目がぁ、目がぁ~」となり、ムスカの気持ちがほんの少しだけ分かりました…。

19時ごろに「修正が終わりましたので、ご確認ください。追加で修正がある場合、明日の13時までにご連絡いただけますでしょうか」と著者に送りました。本当に入稿できるのだろうか。

営業と印刷会社には先手を打っているので、入稿できなくても何とかなるようにはしていますが、もちろん遅れないに越したことはなく、何とか明日、入稿したいところです。

…と、書いているそばから「お約束はできませんが、鋭意、努力いたします」と著者から返信がありました。明日も分刻みのスケジュールになりそうな悪寒、いや予感がしています。