電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

高望み

ついこの前まで「もし、ふみちゃんと仲良くなれたら」ということをよく考えていました。自分がいかにブサイクであるかをわきまえているため、高望みをしていたわけではありません。日常の些細な一コマを共有できるだけでよいと思っていました。

毎朝交わす「おはよう」のあいさつ、「月末だから大変」「重要な会議があって気が重い」といったその日の予定、もし帰りに一緒になったら、今日はあんなことやこんなことがあって疲れたなど、何気ないことを話せるだけでよかったのです。

ただ、1つだけ高望みをさせてもらうと、2人でブルーノート東京にライブを観にいってみたいと思っていました。もっと言うと、私が大好きなバンドであるIncognitoを2人で観たかったのです。

ふみちゃんにアクションを起こしてしまったのはちょうど1か月前です。いま思えばIncognitoの来日が無意識的に念頭にあったのだと思います。2人でライブを観にいきたいという想いが膨れあがり過ぎて暴発してしまいました。

今夜のIncognitoのライブ、最高でした。初日ということで硬さも感じられましたが、ジャズクラブを若者が踊り狂ういわゆるクラブに変え、観客を総立ちにしてしまう演奏には圧倒されました。

さらに、学生時代のサークルの先輩×1と同期×2の計4人で観にいったのですが、現在プロのドラマーとして活躍している先輩がIncognitoのメンバーと親交があり、ライブ終了後にメンバーと楽屋で話せるという僥倖までありました。

もし、ふみちゃんと一緒だったらそのようなことはなかったはずです。しかし、私にとっては、Incognitoのメンバーと話せることよりもふみちゃんと2人でライブの感想を話せるほうが嬉しいです。

あの日、アクションを起こしたことで、ライブに一緒にいくことはもちろん、ふみちゃんに会えなくなりました。アクションを起こしていなければ、ライブに一緒にいけないものの、少なくともいまでも会えていたはずです。

何であんなことをしてしまったのだろうと本当に後悔しています。何とか挽回するチャンスがもう一度ないか、いつも考えています。Incognitoを観て高かったテンションも勝手にどんどん下がっています。

想いは募るばかりです。

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