電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

残業代

サラリーマン生活における私の憧れは社員食堂のほかにもう1つあります。「残業代」です。大学を卒業してから新聞記者→編集者と裁量労働制の仕事しかしたことがないため、残業代なるものをもらった経験がありません。

厳密には「月に○時間、残業したとみなす」ということで毎月の給料に残業代が含まれていますが、定時外に働いた分だけきちんともらえる残業代に憧れます。金額は微々たるもので構わないので、いわゆる残業代をもらってみたいのです。

しかし、編集者の労働時間を正確に把握することは不可能です。例えば、テレビを見ていたら書籍の企画が思いついて漠然と考えている時間、また休日に書店に行って何となく類書をチェックする時間などは、労働に当たらないのか。

通常の業務時間内でもやっていることなので、労働時間と言えなくもありません。とはいえ「これも仕事です!」と主張する自信もありません。それを言い出すと、眠っている時間以外は常に仕事していることになってしまいますし。

裁量労働制ではない仕事というと、どのようなものがあるのか…そういえば、地方公務員の友人は「残業代入れたら年収○万円」と言っていたからそういう系か。裁量労働制ではない仕事のほうが多いはずですが、それ以外を知りません。

というわけで、社員食堂があって、裁量労働制ではない形態で採用してくれる企業からのスカウトをお待ちしております…って、いまさら記者や編集以外の職種にキャリアチェンジできるわけもないので、残業代は無理か。

ただ、いまほど裁量労働制で良かったと思えるときはありません。出退勤の時間が自由なので、これまでより電車の時間を遅らせても何も言われません。「夜中までゲラを確認していて寝坊しました」と言っても怒られません。

今朝など、8時30分に起きて、10時30分に出社しましたが、誰にも何も言われません。ビバ、裁量労働制!これだけ時間をずらせば、ふみちゃんに会うことはさすがにないだろう…。