電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

島国・ニッポン

「見た、見た?外人!ホントに金髪なんだ!」― 例の陽気なイギリス人の同僚と外でタバコを吸っていたら、目の前を通りかかった爽やかカップルの囁きが聞こえてきました。外国人というだけでそこまで珍しがるとは、どこから遊びにきたのでしょうか。

彼らは決して馬鹿にしているつもりなどないでしょう。移民を受け入れる文化がない島国・ニッポンにおいて、日常生活で外国人をまったく見かけないという人は少なくありません。

実を言うと、私も転職したばかりのころ、外国人がオフィス内をふつうに歩いていることや、隣の席がイギリス人だったことに少し戸惑いました。外国人などふだんから見かけていましたし、仕事で接する機会も頻繁にありました。

それでも日常生活の中に当たり前のように外国人がいることは一瞬、戸惑うのです。外国人を見慣れない彼らにとって、外国どころか他の惑星から来た宇宙人ぐらいのインパクトがあったのかもしれません。彼らの驚きはよーく分かります。

金髪の白人を見ただけであそこまで大騒ぎするとは、やはり島国・ニッポンです。ホント、彼らは決して馬鹿にしたつもりはないのでしょうけど、同僚は見せ物のように思われたことに苦笑していました。「かわいいねぇ」と言っていましたが、本音はどうなのでしょうか。

私は私で「けっ、爽やかカップルめ。さっさと別れてしまえ!」と心の中でつぶやいたら、どこからきたのか大きなスズメバチに追いかけられました。私は以前、スズメバチに刺されたことがあるため、スズメバチが死ぬほど怖いです。

見た目のブサイクは努力で何ともなりませんが、心のありようは努力次第で何とでもなります。心までブサイクにならないよう、気を付けます。