電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

続・朝イチの電話

2日続けて出社と同時に電話が鳴りました。液晶に表示された番号を見るとエントランスからです。今日は来客の予定などありませんし、そもそも朝イチでの来客は滅多にありません。今日は何事かと身構えて受話器を取ったところ、人材紹介会社の担当者さん(若い女性)でした。

9月から来ていただく予定だった方が昨日、急きょ断ったことについてお詫びに来たそうです。マネージャーがまだ出社していないのですが、待ってもらうわけにもいかないので、ひとまず私1人で対応しました。

担当者さんは昨夜、本人から連絡をもらったそうです。人材紹介会社を通しているので、断るにしても本人ではなく人材紹介会社から連絡がくるはずで、私も昨日、本人から連絡があったことを少し不思議に思っていたのです。

本人曰く「このようなことだから自分できちんと連絡したかった」とのことで、その考え方は決して悪いことではありませんが、人材紹介会社としては紹介先よりもまず自分のところに連絡がほしいでしょう。先に私に連絡したことを聞いて、慌てて飛んできたそうです。

紹介会社:このたびは誠に申し訳ございませんでした。
私   :いえいえ、採用は縁とタイミングですから。
紹介会社:弊社以外でも独自に就職活動をしていて、もっと良い条件のところが見つかったそうで。
私   :あの…私にはご主人の転勤についていくことになったと仰っていたのですが…。
紹介会社:…
私      :……
紹介会社:たっ、たっ、大変申し訳ございません!

担当者さん、土下座せんばかりの勢いで平謝りです。私はまったく怒っておらず、むしろ「色々な人がいるから人材紹介会社も大変だなあ」と同情していたぐらいなのですが、「信頼できん!」となってこの人材紹介会社との取引を止めてしまう人もいるかもしれません。

「9月まであまり時間がないのですが、またどなたか紹介してください」と言ったところ、「まだ弊社にお願いいただけるのでしょうか!ありがとうございます!」と泣き出しそうな顔をしていました。何だか私がいじめているみたい。

もし、これで取引先を失ってしまったら担当者さんの責任になってしまうのでしょう。自分のミスで謝るのは仕方ありませんが、他人のせいで謝るのは納得できないはずです。しかも、その女性は役職付きではなく、スタッフレベルですから。

来ていただく予定だった方も、本当のことを言いにくかったのでしょう。その気持ちは分かります。ただ、人材紹介会社にもメンツというか、取引先との関係性があるわけですから、その辺を想像できる気配りが必要だったのではないかと思います。私の“人を見る目”はまだまだです。

「今日こんなことがあって」― ふみちゃんとこういうたわいのない話をしてみたいのですが、いつになることやら。