電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

香水の匂い

私の会社は女性が多く、しかも美人が多いと思います。日本支社長にはなぜか秘書が2人もいてどちらも美人、日本支社長はアメリカ人なのでもちろん秘書も英語ペラペラの才色兼備です。

またオンライン製品のカスタマーサポートが全員女性で、こちらも全員美人です。顔を合わせるわけではないのに、無駄に見た目で採用しているのではないかと思うぐらいです。こちらも海外からの問い合わせがあるので英語がペラペラ、たまに北京語が聞こえてきます。

さらに、ファイナンスのアシスタントは「どこかに所属しているモデルですか?」と聞きたくなるぐらいの美人です。実際にモデルとして活動していたこともあったそうで、何でいまこんなところで経費精算しているのかよく分かりません。

入社の際、外資系と聞いて何となく華やかなイメージを持っていましたが、この点は間違いありませんでした。前職が新聞社という、まだまだ男社会のところだったせいか、余計に華やかだと感じるのかもしれません。

私の席を含む編集部はオフィスの奧にあります。カスタマーサポートなどの間を縫って席までいくのですが、外出から帰ってくると全員が「おかえりなさい」と声をかけてくれます。当たり前ですが、美人に迎えられて悪い気はしません。しかも、加齢臭が充満する地下鉄から戻ってきたところに、香水の良い匂いがしますし。

1人だけ、いつでも化粧ばっちりで服装も派手な「この後は銀座へご出勤ですか?」みたいな女性がいるのですが、それは触れない約束です。真面目な話、新聞社のノリでそんなことを言おうものなら確実にセクハラで訴えられます。

そう、男子にとって私の会社は結構、羨望の的だと思います。オフィス内もよく分からないデザイナーのソファやテーブルセットなどがあり、とてもキレイです(編集部員のデスクは除く)。

ふみちゃんの会社の男子、誰か私と替わってくれないものかと、カスタマーサポートの香水の匂いを感じながら思った外出帰りです。