電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

自己管理

外資系にお盆休みなどありません…って、別に外資に限ったことではないか。日系企業でも金融機関などはカレンダー通りですし、いまどきお盆の時期に1週間ぐらい一斉に休む企業のほうが珍しいのかもしれません。

私は社会人になってからお盆休みというものを経験したことがありません。そもそも、夏休みもまともに取った記憶がありません。新聞社が一斉に休むことなどありえませんし、出版社も媒体や担当編集によって仕事の進捗がばらばらですので、休みは個人の裁量次第です。

新聞記者時代は本当に休めませんでした。「自分の仕事の進め方がまずいせいなのだろうか」と思ったのですが、周りもみんな休んでいなかったので、自分のせいではないようです。当たり前ですが、日刊紙は毎日出し続けるわけですから、長期休暇など不可能です。

特に政治部や社会部が扱うニュースはいつ何時、発生するか分かりません。「記者の都合を考えて事件を起こしてくれないものか」という空しいことを言っていた同僚がいましたが、そういうふざけたことを言いたくなるぐらい忙しいのです。

私もせいぜい休刊日に合わせて2連休にするのが精一杯。しかし、いつ呼び出されるか分からないため、家でゴロゴロとDVDを見るぐらいで、海外はもちろん国内の旅行ですら夢のまた夢でした。

いまの仕事は、取ろうと思えば長期休暇も可能ですし、周囲も1週間ぐらい休みます。ただ、いつも私はまったく取れません。これは自分の仕事の進め方に問題があると思うのですが、気付いたら担当案件が増えていて、さらにそれらが見事に重なっているのです。

毎年、世間とずらして9月ごろに少し休みを取ろうと思うのですが、なぜか仕事が切れず、そして10月に入ると年末に向けてさらに忙しくなります。いったい、何なんだ、この休み下手っぷりは。日系企業のお盆休みは、休み方が下手な社員にとってありがたいものではないかと思います。

自己管理 ― 一般的に体調管理と同視されがちですが、自分の仕事をどのように進めていくかということも当然、自己管理の1つです。それができていないと結果的に体調に影響が出てくるので、同じといえば同じこと。この年になっても自己管理に頭を悩ませています。

ふみちゃんの会社もどうやら休みのようで、今朝も会えませんでした。ふみちゃんの同僚もいませんでしたし。電車も空いていますし、ふと何で働いているのかという根本的な疑問が頭をよぎります。