電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

スモークチキン

私の料理のモットーは「いかに早く簡単に美味しいものを作るか」「安い食材に手間暇かけていかに美味しくするか」の2つです。

前者は毎日忙しい人にとって当たり前のことです。夜遅くに疲れて帰ってきて凝った料理など作れません。また、専業主婦といっても料理以外にやることは盛りだくさんですから、レストランみたいな手間暇かけた料理を毎日作れるわけがありません。

料理をしない世の男ども、料理を作ってもらって当たり前と思うな。また、奥さんが専業主婦で、手抜きに見える料理を出してきても文句を言うな。毎日作るのはそれだけで大変なことだ。それに“手抜き”というと響きは悪いが、コツが分かっていないとできない究極の料理法でもある。1度でよいから自分でやってみろ。

後者は休日でのんびりする時間がある場合です。高い食材を使えば誰でも美味しいものを作れます。しかし、安い食材で美味しいものを作るのは難しい。どうせなら難しいことに頭をひねるほうが面白いのではないかと思います。

私は美味しいものを食べながら美味しいお酒を飲むことが大好きですが、いつも高い食材を使った料理ばかり食べられるほど高給取りではありません。安い食材をアイディアでいかに美味しいものにできるか、そういうことを考えるのが楽しかったりします。

というわけで、今日は休日で少し時間があるので、昨日、スーパーで安くなっていた鶏もも肉に手間暇かけてスモークチキンにしてみます。

↓ は去年、購入した家庭用の燻製鍋です。自宅のガスコンロで簡単に燻製ができるので重宝しています。

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鶏もも肉は両面に塩胡椒をして、キッチンペーパーで包んで水分を取ります。燻製に水分は大敵です。酒のつまみにする場合、少し塩を多めに振っておくと美味です。

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スモークチップは一般的なさくらです。ホームセンターでお安く手に入ります。

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網の上にもも肉を置いて、15分ほど燻製にします。

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蓋を開けてみるとこんな感じ。

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燻された鶏もも肉が良い色に染まっています。肉が焼けたからこういう色になったわけではなく、あくまでもチップの煙に燻されて美しい色に変身したわけです。独特のスモーキーな芳香が鼻腔をくすぐります。

そして、フライパンで熱した油に、ベランダのプランターから取ってきたローズマリーとニンニクを投入。このとき、オリーブオイルだと少し香りが強いので、普通のサラダ油のほうがオススメです。

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ローズマリーとニンニクの香りがたってきたところでスモークチキンを投入。

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肉が厚めだったので蓋をしてしっかり火を通しました。プロだとここでオーブンに入れるのでしょうけど、家庭でいちいちオーブンなんかに入れられません。そして、できあがり。

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うめぇ…。われながら美味すぎる。味付けは塩胡椒だけですが、スモーキーな香りのせいか、十分な旨みを感じます。350ml のビールを一気に空けてしまいました。昼間からすみません。

燻製鍋はなかなか自宅にないと思いますが、3000円程度で決して高いものではありません。調理法としては、鶏もも肉に塩胡椒して燻製にして焼くだけ、というとても簡単なものです。ちょこっと手を加えるだけで、安い食材も美味しくなります。

午前中に洗濯と掃除を済ませました。洗濯物を夕方に取り込んで、Y シャツにアイロンをかけるつもりです。

ど、どこかのどなたか、婿にいりませんか?