電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

クレーマー

クレーマー”“モンスターペアレント”―自分にはまったく関係がなく、ネットやテレビで体験談を目にしても「大変だなあ」と完全に他人事だと思っていましたが、謝ります。ごめんなさい。まさか自分が体験するとは思いませんでした。

先週、アルバイトの面接を担当したのですが、不採用になった応募者の母親から「なぜうちの子が不採用なんだ!」というクレームが入り、昼過ぎから約30分、対応していました。校了間際ではなく、今日はミーティングも来客もなかったからよかったものの、この徒労感をどうしてくれよう。

アルバイトには編集アシスタントとして、赤字の整理や突き合わせ、参照文献の確認、「Just Right!」という校正支援ツールで表記の揺れやミスなどのチェックをお願いしています。とても優秀なアシスタントが3名いるのですが、そのうちの1名が辞めることになったので、新たに1名募集していたのです。

不採用になった応募者のことを仮にA君とします。20代後半の男性です。不採用にした理由は、コミュニケーションがまったく取れなかったことです。こちらから質問を投げかけても「あっ、えーっと…はい」みたいなお返事だけ。終始うつむいていて、私と目が合うことはありませんでした。

編集という仕事は基本的に個人プレーです。少しぐらいコミュニケーション能力が低くても何とかなります。しかし、一緒に働くことになるかもしれない私とのコミュニケーションすらまともに取れないようでは厳しいかな、と。

私は新卒時の就職活動でも、その後の転職活動でも、すごく苦労しました。アルバイトの面接とはいえ、自分が面接する側になったときはとても気を遣いますし、不採用の連絡をするときには心が痛みます。

いくら気を遣っても相手には「不採用にされた」という事実しか残りません。恨まれてしまうのは仕方ないことです。それも含めて仕事だと思っています…が、本人からであればまだしも、母親からクレームを受けるのは予想もしませんでした。

  • なぜうちのA君が不採用なのか
  • うちのA君がどれだけ優秀か分かっていない
  • そもそもあんたが無能だからA君の優秀さを理解できるわけがない
  • どうせあんたは高卒だろう
  • うちのA君を採用したら優秀すぎてあんたがクビになるのが恐いんだろう

…など、結構な言われようでした。心が折れそうになりましたが「選考についてはお答えいたしかねますので、ご了承いただけないでしょうか」と伝え続けていると、段々と懇願モードになり、最後は「もういい!」と怒鳴って電話が切れました。こんなこと、本当にあるんだ。

隣の席のイギリス人に話したら面白がってツイッターでつぶやくし、それを見た外人が他のフロアから集まってくるし。こいつら、完全に楽しんでやがる。他人事だと思っていると、私みたいにいつか被害に遭うぞ。

電話が切れてから、気分転換に会社の近くを散歩してきました。最近、仲良しになった野良猫が涼んでいたので、もふもふさせてもらいました。

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あー、オレも彼女に「大変だったね、よしよし」って頭をなでなでしてなぐさめてもらいたいのぉぉぉぉぉ!

…すみません、ブサメンが調子に乗りました。明日の朝、彼女を一目見られるだけでこんなことなど吹き飛んで、また脳内がお花畑と化すのです。