電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

帰りの時間

帰りも会いたいと思ってしまうのは贅沢でしょうか…って、そんなこと言うまでもなく贅沢だろーが、そもそも毎朝会えるだけでも贅沢なんだぞ、なにとち狂ったこと言ってんだ、暑さで頭やられたか、オレ。

彼女とはたまに帰りに一緒になることもあります。乗り換え駅で、会社の最寄り駅で、私が会社を出たところで会ったこともあります。私の会社が入っているビルの1階はスーパーなのですが、残業に備えてお菓子を買いに行ったときに帰りがけの彼女と遭遇したこともあります。

中でも一緒になる確率が高い時間帯があります。その時間に会社の最寄り駅から乗ると、乗り換え駅で快特に乗れるのです。その後にそこから快特に乗れるのは18分後。私にとって便利なのですが、彼女にとっても便利なのではないかと想像しています。

朝の出社時間を合わせることは難しくありませんが、帰りの時間を合わせることはかなり難しいでしょう。彼女が毎日、定時で上がれるなどないでしょうし、それは私も同じです。帰り際に電話がかかってきて、5分話しただけでもずれてしまいます。

ただ、私は合わせようと思えば毎日、合わせることもできるのです。校了間際で社内の人間と目の前でやり取りしなければならないほど時間に追われているような場合を除き、基本的にいつでもどこでも仕事ができてしまいます。

例えば毎日、午後7時に会社を出ることも可能です。終わっていなくても、家に帰ってから再開すればよいわけです。ノートPCを持って帰り、家でVPNに繋げば社内のイントラにもアクセスできますし。家で仕事をするなんて本当は良くないことなのですが。

担当案件が一段落して落ち着いているころは、一緒になる確率が高い時間帯に会社を出ています。もちろん今日も。ただ、言い訳させてもらうと、その時間帯は私にとっても都合が良いのです。快特に乗りやすいということに加え、その時間までなら社内で残業しても何も言われないということもあります。

ちなみに私は裁量労働制ですので、残業代がつきません。残業代欲しさに無駄に残っているというわけではありませんので。

仕事が終わったのであればとっとと帰って趣味などに時間を充てればよいのに、われながら何をやっているんだか。仕事での時間の使い方はかなりシビアに、上手にできていると思うのに。恋は色々なことを狂わせます。