電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

高望み

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先日、入稿した担当書籍の見本が届きました(身バレするので一部モザイク)。明日は弊社の倉庫に納品され、全国各地の書店に出荷されます。著者の都合と社内の都合の間に挟まれ、久しぶりにかなり苦労したタイトルですので、売れてほしいと思います。流行りの言い方すれば「目指せ、重版出来!」でしょうか(弊社では普通に「増刷かかった」と言っています)。

世の中にはさまざまな仕事があり、それぞれにやりがいがあるでしょう。総務・人事であれば社員が気持ち良く仕事してくれること、経理であれば安定した会社経営を支えていること、サービス業であればお客さまに喜んでもらうこと…など、挙げればキリがありません。

私の場合は何といっても、苦労が目に見えて手で触れられる形になることです。編集作業や著者とのやりとりは確かに辛いですが、見本を手にすると苦労も吹っ飛びます。願わくば、この書籍を読んでくれた方にとって何らかの役に立ってほしいものです。もっと言うと、アマゾンで良いレビュー書いてほしい!

私は好きな仕事にやりがいを持って取り組むことができて、とても恵まれていると思います。もちろん、細かい希望をいえば、文芸書を作ってみたいとか、仏文学の専門書に携わりたいとか、情報誌で取材を担当してみたいとか、直木賞をとりたいとか、いっぱいあります。ちなみに、私はいま、小難しい分野の専門書を作っています。

ただ、出版社という場所で書籍を制作するという、根本的な部分は満たされています。なかなか就くことができない仕事だと思いますし、さらなる望みは贅沢というものです。もっと苦労している人はいっぱいいるはず。でも、ここまで頭で理解していても望んでしまうことがあるの。

彼女と仲良くなりたいよぉぉぉぉぉ!

今朝もとってもかわいかったのです。乗り換えた地下鉄でいつも一緒の友達も今日はおらず、彼女1人でした。一瞬「話しかけるチャンスか!」と血迷いかけましたが、車窓に映ったブサイクな顔を見てすぐに理性を取り戻しました。週の始めから彼女に嫌な思いをさせるところでした。危ない危ない。

私のようなブサイクが見た目で勝負の電恋で勝ちを収めることなど不可能です。何かを望むべくもありません。ただ、こんなに毎日、会社の前まで一緒で、職場も近い(っぽい)のですから、職場の同僚的な感じで雑談できるぐらいの仲になりたいと思うのは高望みでしょうか…いや、高望みだわ。

毎日会えるというだけで十分、恵まれている―たまにわき上がる高望みを抑え続けなければ、この些細な幸せすら失ってしまいます。いつか必ず失うものですが、できるだけ長く見ていたいと思うのです。