電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

休日に仕事する

PCとネットが発達したせいで、職場以外でも仕事ができるようになっています。編集という仕事は以前からそのような傾向にありましたが、今では24時間365日、場所を選ばずに仕事ができてしまいます。というわけで、休日も自宅で仕事しています。

セキュリティの問題から、職場のPCの持ち出しを禁止している企業も多いですが、うちの会社はセキュリティ対策に相当の資金を投入しているそうで、職場のPCを自宅に持ち帰っても何も言われません。平日の在宅勤務を推奨しているぐらいですから、インフラをきちんと整えているのでしょう。さすが外資系。

外資系ということでいえば、休日の仕事は御法度です。私の上司はアメリカ人ですし、隣の席はイギリス人、他の部署にも外国人がたくさんいます。彼らは定時になると帰りますし、どれだけ繁忙期でも残業しません。「通常の勤務時間内に終わらないのは能力がない」という考えを持っています。休日に仕事することなどこれっぽっちも考えません。

私も入社の際、「休日に仕事は絶対やるな」ときつく言われました。日本ではまだ馴染みが薄かった「コンプライアンス」という言葉を初めて聞きました。しかし、そうは言ってもこの仕事、キレイに区切れるものではありません。校了直前にはどうしてもギリギリまで粘ってしまいますし。

自宅で1人、黙々とゲラに赤字を入れながら、休憩の際にふと「彼女は休日を楽しんでいるのかな」と思い浮かべてしまいます。明日からまた新しい1週間、週末に校了が1本あるのでバタバタですが、朝の通勤時間が楽しみだったりします。