電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

コントロール

書類選考したり面接したり、私は何度か採用する側になったことがありますが「自分は全然偉くない。勘違いだけは絶対にしないように」と常に意識していました。

採用の場においては、どうしても求職者のほうが立場的に弱くなってしまいがちです。理由や現状はどうあれ、そこで働きたいと思っている人がほとんどですから。

ただし「別に困っているわけではないけど、オファーをもらったから話だけでも聞いてみようか」という求職者もいます。そのような人に勘違いした態度を取れば逆にあちらからお断りされてしまいます。

きょう、とある企業の面接を受けてきました。何度か書いているヘッドハンターから紹介を受けたところとは違います。

正直言って特に興味のない企業です。ただ、転職サイトに登録してある私のキャリアを見て、書類選考を飛ばしてすぐに面接したいという連絡をもらいました。

しかも役員が直接、です。休みを取ることが決まっていたので時間はありましたし、人脈を広げておいて損はありません。そもそも、役員自らオファーを出してきたことに対し、顔を出すのが礼儀かと思ったわけです。

しかし、出てきたのは現場のトップでした。通常であればそれでも十分なのかもしれませんが、私は役員に礼を返すつもりで赴きました。まず、ここから話が違います。

役員に急な予定が入ってしまったということであれば理解します。忙しいでしょうから、そう説明してもらえれば何の不満もありませんが、それがなく、いきなり質問が始まりました。

虫の居所が悪かったのか「うちを志望した理由は?」「これまでどんなことをやってきたの?」「うちは厳しいけど、ついてこれる?」等々、ぶっきらぼうな尋ね方でした。

いい歳した大人が、最低限の敬語も使えないのか…とうんざりしてきましたが、こういう人にもスマートに対応するための練習と割り切り、作り笑顔でこなしていきました。なお、この時点でここで働くつもりはまったくありませんでした。

間もなく予定された30分になろうかというところで、なぜか説教が始まりました。「採用されたいという気持ちが見えない」「どこでもいいと思ってるんじゃないのか」「うちで働きたいと思っている人しかほしくない」等々。

キレました。

役員から直接オファーがきたので礼儀として足を運んだだけであること、無職ではないので困っていないこと、どうしてもと言われれば考えるけど特に興味はないこと、などを一気に吐き出しました。

「こちらからお断りいたします。今回のお話はなかったことに」― 呆然としている面接担当者を残してとっとと帰ってきました。

先ほど帰ってきたら、オファーを出してきた役員からお詫びともう一度面接したいという旨のメールが届いていましたが、丁重にお断りしておきました。

偉そうなことを書きましたが、キレた時点で私も同レベルですし、まだまだガキだな…と痛感しました。もう少し自分をコントロールできるようになる必要があるようです。

あー夏休み

きょう12日(火)~15日(金)に夏休みをいただきました。季節的にはすっかり冬休みですが、私の中では夏休みです。

弊社は外資系なので、休みに対して敏感です。「決められた就業時間内だけ働き、休むべきときはしっかり休む」という考えです。

その根底には「決められた就業時間内で終えられない人間は無能だ」という考えがあり、有休消化率は高いです。オンラインチームには有休消化率100%もいます。

もちろん、全員がそう上手く有休を消化できるわけではありません。著者やクライアントがあっての仕事ですから、自分の都合だけで決められないのです。

しかし、それにしても編集部員の有休消化率は飛び抜けて悪く、ダイレクターからついに「今年は全員、土日抜きで最低でも5日間連続で休みを取るように」という業務命令が下りました。

私は社会人になってからもう10年以上経っていますが、5日間も連続で休みを取ったことなど1度もありません。そんなに休んだら社会復帰できなくなってしまいます。

そうは言っても「休まないと評価を下げる」と言われてしまったので、休まないわけにはいきません。私は残った書籍を刊行し終わったところで休もうと考えていました。

最後の書籍は本来、5月末で完了する予定でしたが、著者の都合で6月末に延びました。それが7月末、8月末…と延びていき、結果的に11月末に終わりました。

しかし、休もうと思ったところで広告営業チームの案件が佳境を迎えていました。それが昨日終わることが決まっていたため、きょうから夏休みとなったわけです。

前々から計画を立ててウキウキで休みを取ったわけではありません。正直言って、あす以外は予定が何もありません。

最近、ずっと座りっぱなしで身体を動かしていませんでしたし、きょうはとても良い天気だったので、ひとまず近場を歩いて散歩してきました。

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象の鼻パークという数年前に整備されたところから1枚。ザ・横浜という景色です。

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そこから少し歩いて山下公園へ。ベイブリッジが綺麗に見えます。

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中華街に向かっていく途中にあるclub Lizardです。かつてここでデビュー前のASIAN KUNG-FU GENERATIONと対バンしたことがあります。建物の老朽化のために残念ながら3月で閉店してしまいました。

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「中華街に行ってみたいけど、お店がたくさんありすぎてどこが美味しいか分からない」という人には「景徳鎮」がオススメです。何を食べてもハズレがありません。

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関帝廟の改修工事が10月に終わり、綺麗になっていたのでついでにお参りしておきました。ふみちゃんがずっと元気で幸せでありますように。

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さらに歩いていくとある意味、中華街らしい光景が。もし、生まれ変わりというものがあるとしたら、できれば北京ダックにはなりたくないと思う今日このごろです。

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そこから日本大通りへ。この近くで働いていたころ、ドラマや映画の撮影をよく見かけました。松嶋菜々子がものすごい美人だったことを覚えています。

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小腹が空いたので、かつての職場である新聞社のすぐ近くにある立ち食いそば屋へ。日付が変わったころに朝刊を校了してから飲みにいき、寝ないで出社するときによくここで朝ごはんを食べていました。ちなみに、私はいつも、冷たいそばに温かいつけ汁のつけそばです。

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そして最後は神奈川県民の心のオアシスである有隣堂(書店)へ。私が制作した書籍はすべて返品されたようで、1冊もありませんでした。

家の近くではありますが、あちこちをぐるぐると歩き回ったので足が張っています。明日は予定があるのですが、あとは何をしようか。