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電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

ワールドツアー

電恋 バンド

「まだずいぶん先の話ですが、来年にワールドツアーの話が出てきています」― 例のメジャーデビューを控えたバンドのメンバーからメールが届いていました。

“ワールドツアー”と聞くとColdplayのようなモンスターバンドが毎回、スタジアムでライブをやるようなイメージですが、そこまで良いものではありません。

むしろ“ドサ回り”という言葉のほうがしっくりくるものです。知り合いが誰もいない海外で、ワンボックスカーでみんなでライブハウスやフェスに参戦して回ります。

正直言っていまは気持ちが半々です。

これでも私はそれなりに世の中の表と裏を見てきたサラリーマンです。20代であればまだしも30代になってバンドでメジャーデビューなどふだんは検討の余地すらありません。

しかし、今回の話は頭からなかなか離れません。オーディションの課題曲であった『届かぬ想い』のせいではないかと思っています。

ふみちゃんへの想いを誰かに聞いてもらいたくてブログを書き始め、でも想いは届かず、そんなときに『届かぬ想い』なんていう曲を弾く。

縁とタイミングが合っているときなのかもしれない、と感じています。こういうときがいわゆるターニングポイントと呼ばれるものなのかもしれません。

オフィスでは即断即決なのに、プライベートは悩んでばかりです。

本当の時給とピンハネ

仕事

「(時給を上げてもらえないなら)辞めようと思っていますが、よろしいでしょうか」

今日は朝からバタバタで、つい先ほどようやくコーヒーを飲んでひと休みする時間ができました。ただし、お昼ごはんを食べに行く時間はありません。

コーヒースペースでぐったりしているところに時給の値上げを要求している例の派遣スタッフが来て、再び値上げについて詰め寄られました。

私の後ろに座っているので朝からのバタバタは知っているはずで、もう少し空気を読んでもらえるとありがたいのですが、本人にとっては重要なことですから仕方ありません。

先日、派遣会社に時給は上げられないことを伝えてあります。正確には、上げることはできるものの本人の希望額にすることはできません、と伝えました。

現在の派遣スタッフの時給は1600円で、弊社から派遣会社には2300円払っています。彼は自身の時給を400円上げて2000円にしてほしいと言っています。

派遣会社のピンハネ率は約4割です。「派遣会社に払う額を50円上げたとしても彼の時給は10円ぐらいしか上がらない」と人事が言っていたこともあながち間違いではありません。

彼の手に渡る時給を400円上げるとなると、派遣会社に払う額を2000円上げる必要があります。つまり、派遣会社には時給として4300円払うことになります。

勤務時間は9時30分~18時00分の7.5時間ですから、

7.5×2000=15000

となって1日当たり1万5000円の増加となります。

さらに1か月の稼働日数を22日とすれば、

22×15000=330000

となって1か月当たり33万円の増加となります。

無理だってば…。

自身が受け取っている金額とこちらが派遣会社に払っている金額が違うことを知っているだろうに、なぜここまで強気に出られるのでしょうか。

能力や仕事の質が抜群というのであれば契約社員や正社員としての転換を推薦することもできますが、そのつもりはありません。休みが多く、責任感が欠けていると感じています。

この金額を派遣会社に払うぐらいであればもっと安い金額で受けてくれる外注先にお願いしますし、質的にもそのほうが安心できます。

「嫌なら辞めていただいて結構です」という言葉が喉元まで出かかりましたが、「いま検討しているのでもう少しお待ちください」と伝えました。

契約社員派遣社員などいわゆる非正規雇用で働く人々の待遇改善が大きな課題となっています。いまは正社員とはいえ、組織に属している以上、私にとっても他人事ではありません。

社会に翻弄され、企業には都合よく使い捨てられ、まさに社会的弱者であると思います。非正規雇用であることは決して自己責任ではなく、社会に大きな問題があるはずです。

ただ最近、これを逆手にとって「非正規をもっと大切にしろ」と被害者意識を強く持ちすぎている人が少なくないような気がしています。例えば彼です。

弊社での業務がどうかを決めるのは彼であって、私が言っても説得力に欠けますが、派遣スタッフにとって働きやすい職場だと思います。

周囲はみんな気を遣い、早出や残業は一切お願いせず、求人票や顔合わせで説明したこと以外はお願いしません。賃金に見合った業務をお任せしています。

そのため、時給を上げる理由が見つからないのです。時給を上げることは構わないのですが、現状を考慮すると釈然としないというのが本音です。

権利はきちんと主張すべきです。ただ、以前から何度も言っているように、その前に義務をきちんと果たしているかどうか、自身に問いかける必要があると思います。

これで時給を上げなかったら「非正規に対する差別だ」と言い出しそうな気がしないでもありませんが、予算に限界があるのは弊社に限ったことではありません。

それにしても時給を400円上げてほしいというのは相当だと思うのは私だけでしょうか。ちなみに、私の仕事を時給換算してみると…涙が出るからやめておきます。

男は顔

電恋

「やっぱり男は顔だよな…」

疲れて家に帰り、手を洗おうと洗面所に行き、鏡に映った自分の顔を見てつくづくそう思います。イケメンでなくてもよいので、せめてもう少し普通の顔だったら。

こんなブサイクが毎朝の電車で一緒になる女性に一目惚れしてもがいている姿ほど虚しいものはありません。仕事の出来や性格の良さは顔に表れないのです。

帰りの電車で私が立つ前にOL風の若い女性が2人座っていて、社内の男性と思われる人物に対してああだこうだと話していたことに耳がダンボになりました。

「○○さんってカッコイイのに仕事もできてすごいよね」
「それ言ったら○○さんだってカッコ良くて気配りもできて」

“仕事ができる”“気配りができる”の前にまず“カッコイイ”がくるわけです。仕事ができたり、気配りができたりすることはあくまでオマケでしかありません。

異論反論はあると思います。たまたま私の身近なところにこのような例が集まっているだけなのかもしれません。「男は顔でなく中身だ!」と考える女性も多くいるはずです。

しかし、私のこれまでの人生ではそのような女性にお目にかからず、いまもその状態が続いています。そして、これからもその状態が続くのでしょう。

仕方ありません、ブサイクは身の程を理解し、ふみちゃんを遠くから眺めるしかないのです。1度だけ笑顔を向けてくれれば今後一生、生きていけるのですが。

明日、派遣スタッフさんが出社したときにすぐ作業を始められるよう、これから下準備します。少しだけでも眠りたいものです。